この記事は、モンキー125のエンジンオイル交換について詳しく解説します。
「オイルを抜いて、交換するだけ」なのですが、エンジンオイルが違えば実はバイクの性能も大きく変わります。
そこで、モンキー125のオイル交換をするなら押さえておきたいポイントを紹介します。
その中でも、特に重要なエンジンオイル交換の方法、おすすめのオイル、オイルフィルター交換について、専門家の意見も交えてご紹介します。
全年式(JB02とJB03)の情報を解説していますので、ゆっくりご覧ください。
オイル交換について、このようなお悩みを解決できます。
・交換時期(距離・頻度)のタイミング
・オイル量
・おすすめオイル&よく売れるオイル
・締め付けトルク
・交換するパーツ
オイル交換に必要なもの
まず、オイル交換には次のものを用意します。
・エンジンオイル (1本)
・ドレンボルトドレンパッキン
・オイル受け
・(オイルフィルター)
締め付けトルク一覧表はこちら。
締め付けトルク一覧表 | ||
ドレンボルトの締め付けトルク | 24N.m |
エンジンオイル編
1.オイル交換の距離(頻度)
オイル交換時期(推奨) | 初回 1,000km or 1ヶ月 | |
以後 3,000km or 1年毎 |
メーカーマニュアルにはこのように書かれています。
ただ、多くのライダーは、1,000~2,500kmほどで交換するようです。
2回目以降の交換も、1年待たず3~6ヵ月を目安にすると良いです。
2.交換時のオイル量
どちらの型式もオイル量は一緒!
オイル量 | 型式JB02 | 型式JB03 |
オイル交換のみ | 0.9L | 0.9L |
オイルフィルターも交換 | なし | 0.9L |
おすすめエンジンオイル
おすすめのエンジンオイルは、実はライダーによって違います。
ホンダ公式の表を見て合うものを選ぶのがベストです。
ウルトラGシリーズの違い
ウルトラGシリーズには、G1・G2・G3・G4とあり、油種が異なります。
おすすめオイルは、車種や用途で変わることがお分かりいただけたでしょうか?
口コミだけを見て、ウルトラG3やG4を選ばず上の表に合せて選んでみてください。
自分にあったオイルを使うとライディングが別物に変わりますよ。
ウルトラG1
メーカー推奨のエンジンオイルです。
春・秋・冬の季節におすすめです。
ウルトラG2
当ブログで一番売れているエンジンオイルです。
メカノイズが小さくなります。
ウルトラG3
夏や高回転向けのエンジンオイルです。
しっかり暖気しないと、走り始めはギヤの入りが悪いかも!
力強くなり、スピードアップします。
オイル入れすぎると?
オイル量によって、走りが変わったように感じます。
レベルゲージの真ん中にくるようにオイルを入れるとベストです!
オイルフィルターってないの?
〜2020年モデルは、オイルフィルターエレメントがなく画像4の小さなフィルターでした。
ですが、2021年モデルからは、オイルフィルターエレメントが搭載され交換が必要となりました。
オイルフィルターの交換頻度
オイルフィルターは、慣らしが終わる1,000kmで交換後は2万キロ毎に交換します。
2回に1度交換する必要はありません。
オイル交換の頻度 | ||
JB02モデル(〜2020) | なし | |
JB03モデル(2021〜) | あり | 初回:1,000km 以降:2万キロ毎 |
おすすめのオイルフィルター
オイルフィルター交換には、次のパーツが必要です。
- オイルフィルター
- フィルターカバーOリング
- ドレンワッシャー
- フィラーキャップOリング
純正部品で揃える場合は、すべて単品で購入となります。
社外品は、オイルフィルター交換に必要なフルセットが販売されています。
オイル交換フルセット
純正部品で揃えたい方向け
1.オイルフィルター
2.オイルフィルターカバーOリング
3.ドレンワッシャー
ドレンボルト
ドレンボルトのサイズは、12M×1.5です。
ホンダ純正ドレンボルト
社外品ドレンボルト
サービスマニュアル
作業に必要な情報や、注意事項が買かれているのに、ネットに無料公開されることはありません。
サービスマニュアルは、時価額です。価値は下がらず、上がる一方です。
なので、持っていて損がなく売るときも高値で売却できます。
年々高くなるので早めの購入がおすすめです。
締め付けトルク
ドレンボルトの締め付けトルクは、24N.m です。
どれくらいの感覚でボルトを締めるか分からない方は、必ずトルクレンチを使いましょう
ちなみに、プロでもトルクレンチを使う作業です。
トルクレンチ紹介
著者のおすすめは、デジタル式トルクレンチです。
- 数値を見ながらトルクをかけるので感覚が掴める
- メンテナンス不要(プリセット式と違う)
12~60N・m タイプがあれば、ほとんどの作業で使えます。
KTCの商品を紹介しているのは、壊れない・精密だからです。
これならトルクレンチを買い直したり、失敗したなんて思うこともありませんよ。